ガールフレンド
彼女は、本当にいたのだろうか。
あの笑顔や、言葉や、感触や、匂い。
では彼は?
彼はまだいる。
この話を彼から聞いたから。
もう顔も思いだせないけれど、覚えている、と彼は言った。
わざわざ、
何年も経っているのに、
思いだして話す。
昨日の事みたいに。
毎年の夏、どこかで繰り返される、
短い、
とても短い、
ツインレイ・ツインソウルのお話。
宇宙の何処にも無いほどの強烈な
孤独が孤独が寄せては返す